仕事に保育園のお迎え、夕ご飯の準備、お風呂、片付け、明日の支度…
わが子の話をじっくり聞いたり、褒めたりしたいのに、慌ただしい日々の中で、ついつい出てくることばと言えば「早くして!」「あれやった?」「次はなに?」…
子どもに目を向ける余裕が無いなあ…と感じたときは「ありがとうを増やしてみる」のはいかがでしょうか。
たとえば、簡単なお手伝いを頼んでみるのです。
「お箸をもっていってくれる?」
「カーテンを閉めてくれる?」など、わが子が確実にできることです。
このとき大切なのは「タイミング」。
子どもが集中して好きなテレビを観ているときなどは、中断しにくいのでNG。
ヒマそうに「ママぁ~」と近寄ってきたときがチャンス!
お手伝いを頼む→「ありがとう」→頼む→「ありがとう」…
このくり返しです。
保育園で使ったタオルを出してくれたときも「ありがとう」。
自分のことなので、「ありがとう」とは少し違うかな?と思っても、早く出してくれたら洗濯もしやすくなり助かりますよね。
「ありがとう」以外にも「いいね」「よくできたね」「忘れなかったね」「よく覚えていたね」などポジティブワードのストックをたくさん持っておいて、その引き出しから取り出して伝えてみてはいかがでしょうか。
日中、精いっぱい「お外の顔」で頑張ってきた子どもたち。
見ていてもらえる、褒めてもらえる安心感で、心のコップが満タンになって、いつもよりテキパキと毎日のルーティーンをこなしてくれる「かも」しれませんね。
期待しつつ、でも期待しすぎずの「ありがとうを増やす」がおすすめです。
(もじ★かずくらぶ講師いくみん&スタッフいずみん)