「みんなで遊ぶことで楽しく学ぶ」をモットーに
東京都 山本淳子 講師
「もじ☆かずくらぶ」の活動は「みんなで遊ぶことで楽しく学ぶ」を第一に
「もじ☆かずくらぶ」では、集団で取り組む利点を生かして、みんなで遊ぶことで楽しく学ぶことを第一に考えて組み立てています。
オリジナルのプリント教材でねらっている内容に関連した遊びを多く取り入れながら、みんなで遊んだことを確認していくイメージです。
子どもたちにも、みんなの前に出てきて作業をしてもらったり、講師と子どもたちとでコミュニケーションを取りながら、オリジナルのプリントを楽しみながら進めていくことを大切にしています。
お子さま一人ひとりの気持ちに寄り添って
お子さまが個々にオリジナルのプリント教材に取り組む時間もあり、その際は一人ひとりのお子さまの気持ちに寄り添うようにしています。
自信を持って取り組んでいるところを認め、不安そうなところをフォローしながらプリントを仕上げていきます。
そして、どんな出来栄えでも、そのお子さまが満足できたことを100%ほめて、たとえ出来ないところがあったとしても「大丈夫!今のそのままでいいんだよ」というメッセージを、はなまるにのせて伝えています。
小さな経験の積み重ねの大きさを実感する日々
年長さんで、4月の初めには鉛筆を持つ手もぎこちなく、筆圧も弱くてひょろひょろの線だったお子さまが、3月にはしっかりとした筆圧で自分の名前を自信を持って書いている姿に感動したことがあります。「もじ☆かずくらぶ」の活動の積み重ねが、このような結果につながるのだと感じています。
自分の保育経験のノウハウを生かしながら
私自身、プリント教材を活用した指導ができるのか不安もありましたが、この「もじ☆かずくらぶ」は小学校の前倒しではなく、オリジナルのプリント教材をさせることが目的の指導ではないことがわかり、少し気が楽になりました。
魅力的な教材をどう遊ぶかを考えることはとても楽しく、子どもたちのキラキラ輝く瞳に向き合えることに、日々喜びを感じています。
*山本淳子講師
これまで幼稚園教諭として公立幼稚園で約20年勤務。幼稚園教育要領に基づいた、環境を通して行う教育の実践に努める。